2017年3月22日、ろーじの落研の第6回目が行われました。
今日は最初に、全員で桂枝雀さんの「宿替え」を鑑賞しました。鑑 賞後は、皆、枝雀さんの落語は誰も真似できない、枝雀さんにしか できない落語だと言っていました。
またこのような鑑賞会の時間を設けて、楽しく勉強したり、刺激を もらったりできたらと思いました。
映像を見て笑った後のお稽古は、雰囲気も明るくなり、やる気も上 がるように感じました。
前回、「お血脈」をやったSさんは、今回もう「鷺取り」という新 しい話を完璧に覚えていました。
声も仕草も、堂々と落ち着いて演じているように感じました。テン ポもよくて聞きやすかったです。
4人のお坊さんが死んでしまい、1人だけ助かったというオチに、 Sさんは、「坊さんだから、ケガ(毛が)なかった」というオチを 付け足しました。
Sさんはもう一つ、「でも医者」という小噺を英語に翻訳して演じ ました。
最近は外国人向けに、スクリーンに字幕や絵を映して、落語をやる 寄席があるそうです。
Sさんの英語版の「でも医者」は、とても分かりやすく面白かった ので、外国の人達の前で、ぜひやって欲しいと思いました。
Kさんは、ケーキ屋を舞台にした創作落語を作ってきました。
半額と書いてあるのに、引換券で返されるという、ショート落語で 、もっと膨らますことが出来そうです。
師匠のAさんは「高津の富」、Fさんは「延陽拍」をやります。
高津神社が舞台の「高津の富」、「延陽伯」にも高津神社に参拝す るシーンが出てきます。Sさんの「鷺取り」は、四天王寺が舞台で す。
Mさんは「ぜんざい公社」をやります。Mさんのお仕事と少し関係 があるお話です。
身近な場所が舞台であったり、自分と共通点がある話などは、演じ ていても面白く、発表会でも盛り上がりそうです。この界隈に住む 人達に、ぜひ観に来て頂きたいと思いました。