2017年2月22日水曜日

2月9日東田ろーじの落研

ハレトケの会では、釜ヶ崎にできた新しい施設「東田ろーじ」で
落語研究会の活動を始めました。
東田ろーじは、特定非営利活動法人釜ヶ崎支援機構の運営する、主に特別清掃事業に従事される方が利用している施設です。共同炊飯などの事業を行っています。

「ろーじの落研レポート」

2017年2月9日、ろーじの落研、第4回目が行われました。

参加者は8名です。回を追うごとに、参加者が増え、それぞれのやりたい事が明確になってきているように思いました。
3月の特掃まつりでの落語会に向けて、参加者それぞれが練習の成果を披露しました。

碩さんは、自身で書いた「新世界風景」という創作落語に挑戦します。時の流れとともに移り変わっていく天王寺界隈の風景が描かれていて、面白かったです。通天閣、ジャンジャン横丁、天王寺公園、四天王寺、飛田新地と、丁寧な描写に、景色が浮かんできました。西成に住む人々が聞いたら、共感し、世界に引き込まれていくと思います。飛田新地でのおかしな人間との掛け合いも面白かったです。

渡辺さんと北さんは、漫才コンビを組んだようで、講師の浅田さん作の漫才台本に挑戦しました。「えくぼの女」というタイトルで、九州で出会った女性に痛い目に合ったという話です。浅田さんいわく、ダイマルラケットのボケを取り入れたようです。練習を重ねていけば、2人の間のテンポや抑揚の付け方が分かってくると思います。

杉本さんは「お血脈」という古典落語を、風歌さんは「延陽伯」という古典落語に挑戦します。
杉本さんは、もう台本を完璧に覚えており、浅田さんからも太鼓判を押される出来でした。
風歌さんは、元々演技力があり、台本を読みながらでも台詞に抑揚があり、登場人物に入り込むことができるのが凄いと思いました。

講師の浅田さんは「ぜんざい公社」を演じます。役所の人間と小市民の主人公の掛け合いが面白いです。

一組一組違う個性を持った、充実した落語会になる予感がしました。

記録・テキスト:つづら

助成 大阪市市民活動振興基金

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